12/22(水)の夜、再びハイジア前でネットカフェを利用している方に向けたフードバンクも実施しながら、アウトリーチを実施。学生3人を含む7人で行動しました。

アウトリーチでは13人に支援物資を届け、2人からお話を聞きました。

  • 今年1月から新宿にいるという60代の男性は「体調は大丈夫。持病もない」と話しつつ、呂律の回らないようすでした。飲酒をしているようすもなし。「所持金がなく食事に困っている。お金のトラブルでお金がなくなり、路上生活になった」と話されていました。「福祉事務所に相談に行ったことはあるが、トラブルになったのでもう行きたくない」と話されていました。
  • 東北出身の60代の男性は、23歳で上京し建設業で働いていたそうです。10年以上、路上生活を続けています。所持金なし、携帯電話もないがテレホンカードは持っているということで「困っていることはない」と話されていました。

ハイジア前のフードバンクは8人が利用しました。

  • 50代の男性と女性の二人連れから「何をやっているんですか?」と声かけをされ、趣旨を説明すると「もらっていいんですか?」と食料品など受けとり。お二人とも新宿駅の地下で生活をしているそうで、炊き出しで知り合ったと話されていました。
  • 男性は、少し前まではビジネスホテルなどで泊まっていたが、お金がなくなり路上生活になったそうです。「寝れない。生活保護を受けることも考えている。役所を通じてビジネスホテルなど入れないだろうか」と話になりました。
  • 女性は「兄弟を頼ってそこに行ったがつらくあたられて逃げだしてきた。役所に相談して施設に一度入ったが、尊厳を傷つけるような言動をされて数日でいられなくなった。役所には行きたくない」と話されていました。
  • 1度だけ利用したことがあるという20代の女性は、友人2人と一緒に立ち寄り。「今日もいいですか?」と、食料、生理用品など持ち帰っていきました。友人たちもマスク、除菌シートなど受け取っていきました。
  • この間、毎回利用してきていた20代の女性が「この人たち、困っている人にいろいろ渡しているんだよ」と友人と一緒に立ち寄り。「用事があるからまた来ます」と、1時間後に再び来て利用。「年末には実家に帰ることにしている。親戚がいっぱいいるから、年末年始なら父親の虐待は心配ない」と話されていました。「今日はずっとネットカフェで寝ていて、夜に出てきて、ご飯を食べていなかった。助かった。1月もまた来ます」と話になりました。継続してきているからか、口コミで開催日などが広がってきているようです。

今回は2人の学生が初参加。「緊張したけれど経験者が詳しく説明してくれたのでがんばれた。また参加したい」「自分の同じ世代の20代、30代の路上生活の方もいた。高齢者が多いというイメージだったのでびっくりした。普段、新宿に遊びに来ても気づかないことがみえた。文字で知っていたことを身体で体験できた気がします」など感想が出されました。

次回は年明けの1/12(水)の19時から、またハイジア前にフードバンクを構えて実施の予定です。

街頭生活労働相談へのカンパのお願い
路上で生活されている方々への「差し入れ」(おにぎり、お茶、マスク)などのためのカンパにご協力をお願いします。

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日本民主青年同盟東京都委員会
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