5月8日(土)に「生活保護制度についての学習会」を開催しました!
毎月行っている「街頭労働相談ボランティア」に参加しているメンバーで改めて生活保護制度について詳しく学び、相談活動に生かしていくための学習会です。
講師は、この相談活動にアドバイザーとして参加している日本共産党の田川豊さん。
約1時間にわたって、「相談者に紹介できる窓口や制度はどこか」「生活保護法に定められた4つの基本原理」「制度を改善するために」など、詳しく紹介していただきました。
また、医師であり街頭での相談活動、食糧支援活動に取り組んでいる谷川智行さんも参加。
「戦後、日本国憲法のもとで生活保護制度に無差別平等の原理が取り入れられた。自己責任論をどう捉えるか、私たちの人権感覚が問われている」「支援を必要としている方が生活保護制度を利用していくうえでは、様々な壁がある」などのコメントがありました。
参加者からも多くの質問、感想が出されました。
一部をご紹介します!
「実際には今の制度も充分では無いけれど利用すれば助けになるものだということを知れて良かったです。生活保護や学費無償化等、人権というより大きな分野で日本は全体的に遅れていることが分かり、日本の人権意識、人権教育について勉強したいと思いました。」
「具体的な制度の内容や利用の状況を教えていただき、とても勉強になりました。生活保護の捕捉率は他国と比べても低いし、生活保護に対するイメージもあまり良くない中、制度について正しく理解し、保護を受けるべき人がちゃんと受けられる社会をつくっていきたいです。」
「生活保護にも知らないだけで色々な補償があるのだと思いました。特に住宅の補償は驚きました。しかし、それらが上手く活用されていないのがもったいないというふうに感じました。」